暴力・宗教・性の語りをめぐって

班長 田中 雅一 

本研究班の目的は、語りに注目しながら現代世界における暴力、宗教、性(ジェンダー/セクシュアリティ)を個別にではなく、包括的に考察することにある。
 ここでいう暴力は、国家間の軍事活動から、集団による他集団への暴力、そして個人間の対立、性暴力まで様々なものを含む。
 具体的には、主として文化人類学者を中心に、語りについての一次資料に基づいて考察を行う。また、ミクロな事例だけを分析するのではなく、国家や国際組織の活動を念頭に置いて、暴力の発動や抑圧、宗教や性の統御の問題を取り上げる。さらに、暴力や宗教、性が引き起こす問題との関係で、医療、司法、アートなどの領域をも研究対象とする。

班員
石井美保