3世紀東アジアの研究

班長 森下 章司(副班長:向井 佑介)

3世紀の東アジアは、中国における漢王朝の滅亡、三国への分裂をきっかけとして韓・倭の地域勢力が勃興、地域社会が独立性を強めた変動の時代であった。そうした状況を物語る資料として『三国志』をはじめとする文献があるほか、とくに近年は各地の考古資料も増大し、多くの研究成果が蓄積された。

こうした3世紀における地域社会の特色や相互関係に関して、考古学・文献史・思想史の各分野と各地域の専門研究者による共同研究と議論を通じ、多角的な視点から検討をおこなう。①『三国志』烏丸鮮卑東夷伝のテキスト読解、②考古学による各地の生活形態・社会制度復元との対比、③各地域の独自性と共通性の比較、④地域間交流の検討などを軸として、東アジア世界において3世紀という時代が果たした意義について総合的な研究を推進する。

班員
岡村秀典・稲本泰生・宮宅 潔・古勝隆一・古松崇志・向井佑介(副班長)・藤井律之