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■ 学位 |
本研究の目的は、急速に保守化する現代社会において、少数派の宗教・文化実践や社会的、政治的権利を求める社会運動が、いかに異なる「人種・宗教」と共存しながら維持、拡充できるのかを文化人類学的に考究することである。そこで本研究は、西アフリカのヨルバランド(ナイジェリア連邦共和国・ベナン人民共和国)、ならびに、アメリカ合衆国において再構築されるヨルバの宗教実践、オリシャ崇拝に着目する。
そのうえで、異なる「人種・宗教」をもとりこむアフリカ系アメリカ人(アメリカ黒人)の社会宗教運動を契機に、アフリカ人(ナイジェリア人・ベナン人)とアフリカ系アメリカ人がどのような関係性を構築しているのかを考察する。また、異なる「人種・宗教」を排除するのではなく、共存できる文化実践の性質と可能性を探る。