■ 学位 博士[法学](京都大学) ■専門分野 近代法政思想史 ■研究テーマ 戦争と平和をめぐる法政思想の連鎖研究 ■主たる講義科目 第一次世界大戦と現代社会(全学共通講義)
近代東アジアはヨーロッパ文明国で生まれた法と政治の思想・制度を継受して国民国家の形成を進めた。その際,日本が欧米とアジアとを媒介する結節環としての役割を果たした歴史的位相を思想連鎖や文化連関という視点から考察する。また,その延長上に国民帝国・日本の法的・政治的構成の特質を把握し,近代世界をグローバル史の観点から捉え直す作業の一環として、国民国家としての変容の意義とアジアとの相互規定の実態を明らかにしていきたい。