金谷美和 講師(研究機関研究員)(京都大学人文科学研究所)

  • 研究テーマ 職人カースト、国家と「手工芸」形成、物質文化研究
  • 調査地 西インド・グジャラート州
  • 修士/博士論文名
    「展示における異文化表象─日本民芸運動をめぐって─」(1996年1月提出)
    「布のつくる社会関係ーインド、グジャラート州カッチ県染色カーストの事例より」(2005年1月提出)
  • 業績
    ・2005「布のつくるヒンドゥーとムスリムの社会関係――インド、グジャラート州カッチ県のオダニー(被り布)の事例より」『文化人類学』70(1)
    ・2005「手工芸」としての絞り染め布生産――インド染織品需要変化への生産者の対応」『国立民族学博物館研究報告』29巻3号
    2005「インド・ムスリムの生業における親族と姻族ネットワークの重要性――グジャラートの染色コミュニティの事例」『国立民族学博物館研究報告』29巻4号
    ・2005 「民芸的なるものの誕生--クーマラスワーミーとの比較を契機
    として」熊倉功夫・吉田憲司編集『柳宗悦と民藝運動』(思文閣出版)。
    ・2002「吉なる布の文様--インド、カッチ地方の絞り染め」『民族藝術』18:136-146。
    ・2002「民衆的工芸」という他者表象---植民地状況下の中国北部における日本民芸運動」山路勝彦、田中雅一編著『植民地主義と人類学』関西学院大学出版会345-374頁
    ・2001「ヒンドゥー、イスラーム間宗教対立の発生に関する社会人類学的研究--インド、グジャラート州のカトリー・カーストの事例において」『平成11年度研究・活動助成報告集 庭野財団』PP.42-48。
    ・2000「「民衆的工芸」という他者表象--植民地状況下の中国北部における日本民芸運動」『民族学研究』64(4): 403-424。
    ・2000「インド西部グジャラート州カッチ地方における職人カーストと手工芸」『伝統工芸と観光・開発--アジアの開発途上国・地域の事例を通して--』(2000年3月)いしかわ国際協力研究機構/国際連合大学高等研究所。
    ・1996「文化の消費--日本民芸運動の展示をめぐって」『人文学報』77:63-97。
  • 口頭発表
    ・2001年4月29日「儀礼、『ハンディクラフト』、ファッションとしての布:インド、グジャラート州カッチ県の染色業の事例より」民族藝術学会第17回大会(大阪、国立民族学博物館)
    ・2000年12月16日「カースト・アイデンティティ、『手工芸』、ファッションとしての布」京都人類学研究会シンポジウム(京都、京大会館)
    ・2000年5月21日「ギフト、吉、アイデンティティとしての布:インド西部グジャラート州カッチ地方における職人カーストの事例より」日本民族学会第34回研究大会(一橋大学)
    ・1999年10月3日「職人カーストの持つ広域ネットワークと社会関係のダイナミクス:グジャラート州カッチ地方染色カーストの事例」日本南アジア学会第12回大会(東北大学)
    ・1996年5月26日ににて「民芸のナショナリズムとコロニアリズム--国民文化形成の試みとその挫折」日本民族学会第30回研究大会(静岡大学)
    ・1995年3月18日「展示における異文化表象--日本民芸運動をめぐって」日本民族学会近畿支部例会学位論文発表会(大阪大学)
  • その他
    ・2004『トヨタ財団研究助成 研究活動経過報告書 震災からの復興における地域住民と援助者の関わりの人類学?インド、グジャラート州カッチ県の事例』
    ・2004「ナンダ、セレナ『ヒジュラ?男でもなく女でもなく』」『文化人類学文献辞典』小松和彦、田中雅一、谷泰、原毅彦、渡辺公三編 弘文堂
    ・2003「インド西部地震で被災したカッチの人々に募金を送ってくださった方々へ--インド西部地震後のグジャラート州カッチ県におけるダストカール活動報告」『民藝』611号、30-32頁
    2003「民芸運動」『歴史学事典11巻 宗教と学問』岸本美緒責任編集 弘文堂
    ・2002年「田中典子『消されたポットゥ』」『エスノグラフィーガイドブック』
    嵯峨野書院
    ・2001「インド西部地震とカッチ地方の工芸品復興への援助のお願い」『民藝』580号、14-19頁
    ・2001「カッチ」『インド通信』第268号、1-3頁
    ・2000「インドの職人」『人環フォーラム』(京都大学人間・環境学研究科)No.8、30-31頁
    ・1997(共著)「柳宗悦研究文献目録」『三重県立美術館 柳宗悦展』