絵画修復への寄付

東日本大震災への対応

古松 崇志 教授 – Professor FURUMATSU, Takashi

古松 崇志

■ 学位
文学博士(京都大学)
■専門分野
東洋史
■研究テーマ
10~13世紀ユーラシア東方における王朝間関係の研究

業績一覧(研究教育活動DB)

10~13世紀ユーラシア東方における王朝間関係の研究

8世紀半ばの安史の乱以後より13世紀前半のモンゴルによる統合に至るまでのおよそ500年間、ユーラシア東方は複数の王朝が併存する多極化の時代であった。本研究では、このうち10世紀初頭から13世紀前半までのおよそ300年間について、契丹(遼)・金(女真)という遊牧民・狩猟民を中核とする北方王朝があいついで覇を唱えたことに注目し、その歴史的特質を前後の時代との比較を視野に入れつつ明らかにする。とくに宋朝(北宋・南宋)をはじめとする周辺王朝との関係や交流に焦点を当て、制度・儀礼・宗教・天下観などを具体的に検討することによって考察する。如上の研究をつうじ、当該時代のユーラシア東方史や中国史にかんして、新たな歴史像を提示することを目指す。