2010年
配布資料については報告者名を、報告要旨については報告タイトルをクリックされますと、Zipファイルがダウンロードされます。
4月12日(月) 田中雅一「トラウマ経験の組織化をめぐる領域横断的研究の射程」
班員全員 研究紹介
5月17日(月) 酒井朋子「紛争経験の語りにおける『事後性』の感覚:北アイルランドのライフ・ストーリーから」
武田龍樹「カンボジアにおけるポル・ポト時代の記憶」
5月31日(月) 福浦厚子「コンバット・ストレスの周辺:軍事組織とケアをめぐって」
立木康介「トラウマと精神分析」
6月7日(月) 金谷美和「2001年インド西部地震の経験と、記憶が埋め込まれたモノ」
田中雅一「シェル・ショックからシェル・アートへ:惨事トラウマとモノをめぐって」
6月14日(月) 清水展「トラウマとしての進駐軍:ヨコスカ米軍基地と自己形成」
青木恵理子「「トラウマ語り」とフローレス島山岳民の暴力経験の語り」
7月5日(月) 兼清順子「トラウマと展示」
松嶋健「「表象する」から「証人になる」へ:生政治の時代におけるトラウマをめぐって」
7月12日(月) 松田素二「原爆被害者は苦難の経験をいかに語るか:在韓被爆者の生の軌跡から」
佐藤知久「「心のケア」は誰の仕事か:HIVカウンセリングの成立と展開をめぐって」
10月18日(月) 木下直子「日本人「慰安婦」被害者をめぐる表象:1970年代から1980年代初頭の言説を概観して」
花田里欧子「心理療法とトラウマ」
11月29日(月) 伊藤順二「アルメニア人虐殺とその記憶」
12月13日(月) 大村敬一「社会をめぐる二重のトラウマ:イヌイトの生業システムにみる社会生成の原理的苦痛」
2011年
2月14日(月) 有薗真代「野蛮な過去とトラウマ:1950年代日本のアサイラム空間における<文学>と<政治>」
西真如「不確かな生:エチオピアにおけるHIV不一致カップルの経験」
4月11日(月) 田中雅一「昨年度のトラウマ研活動をふりかえって」
菅原和孝「出来事はいかに<いまここ>に立ち現われるか:狩猟採集民グイの談話分析から」
4月25日(月) 高木光太郎「証言を「聴く」こととその技法:刑事事件における捜査・裁判を事例として」
浜田寿美男「人が「過去の出来事」を語るというとき、実のところ、何を語っているのか:裁判のなかの4つの語りから」
5月9日(月) 高橋正実「元特攻隊員の回想:エリクソン的見地からの分析」
5月30日(月) 三田牧「あの日、あの場にいた、あの人を想起する:出会い損ねてきた「他者」との対話を求めて」
小田博志「ホロコーストと「和解」:プラハの事例を通して」
6月6日(月) 宮地尚子「環状島モデルからみえてくること:東日本大震災という文脈」
『環状島=トラウマの地政学』書評会 コメンテーター:萩原卓也 花田里欧子 石井美保
6月20日(月)田中雅一「トラウマ経験とインナーチャイルド:セックスワーカーのライフ・ストーリー調査から」
岡田浩樹「トラウマの解体に抗して:日本社会の『多文化化』における在日コリアンの再帰性」
7月11日(月) 渡辺文「芸術家になるために:ライフ・ストーリーからみる苦悩の経験」
田辺明生「生きのびて在ることの了解不能性:インド・パキスタン分離独立時の暴力の記憶と日常生活」
10月31日(月)石井美保「「語らないで在ること」と<P-ness>の肯定:フェイス・サルベイション教会における癒しの儀式にみる女性信者の苦悩と救済」
福西加代子 会読『心的外傷と回復』1,2章
11月14日(月)小池郁子「奴隷という「経験」:アフリカ系アメリカ人のトラウマとオリシャ崇拝運動」
飯塚真弓 会読『心的外傷と回復』3,4章
12月19日(月)窪田幸子「ナショナルな歴史となったトラウマ:先住民の経験」
河西瑛理子 会読『心的外傷と回復』5,6章
2012年
1月30日(月)萩原卓也「痛みの経験から生まれる身体的共同性:女子プロレスラーの事例から」
中谷和人 会読『心的外傷と回復』7,8,9章
4月9日(月) 田中雅一「二年間の活動についてのまとめ」
葛西賢太「アルコール関連問題をめぐる トラウマとスティグマ」
4月23日(月) 上尾真道 「トラウマ的光景:トラウマとスペクタクルをめぐる予備的考察」
萩原卓也 会読『心的外傷と回復』10,11章
5月7日(月) 小池靖「セラピー文化とトラウマ」
中谷和人「開かれの技法:心身障害のある人たちの芸術実践から」
5月28日(月)兼清順子「平和博物館におけるトラウマへのアプローチ」
渡辺文 会読『PTSDの医療人類学』序説, 第1章
6月4日(月)河西瑛里子「「つながり」への希求と忌避から生まれるヒーリング:グラストンベリーの女神運動にかかわる人たちを事例として」
福西加代子 会読『PTSDの医療人類学』第2章
6月18日(月)北岡一弘「歴史と文学・トラウマと記憶をめぐって」
武田龍樹 会読『PTSDの医療人類学』第3章
7月9日(月)樫村愛子「トラウマと社会:恥、自閉症、自傷からみる」
中谷和人 会読『PTSDの医療人類学』第4章
10月29日(月) 立木康介「「症状」から「障害」へ:ポストモダンの精神病理を精神分析はどう見るか」
萩原卓也 会読『PTSDの医療人類学』第5章
11月26日(月) 青木恵理子「どのようにしてトラウマは生きられたものとなるか:1960年代インドネシアにおける「共産党殲滅」の経験の語りを中心に」
江原等子 会読『PTSDの医療人類学』第6章
12月17日(月) 松嶋健「現在を解き放つ終末:トラウマの時間をめぐって」
比嘉理麻 会読『PTSDの医療人類学』第7章
2013年
1月28日(月)Andrea De Antoni「トラウマを超える(超)能力:憑依と除霊から見える、不在のエイジェンシーと行為としての感情」
河西瑛理子 会読『PTSDの医療人類学』第8章・結論
2月18日(月)吉田尚史「カンボジア人のトラウマ経験と精神疾患概念をめぐって:カンボジア王国プノンペン市における精神科臨床の現場から」
武田龍樹「カンボジア村落部におけるポル・ポト時代の死者をめぐる人類学的研究」
3月25日(月)花田里欧子「ユートピアの外と後で:東日本大震災の「トラウマ」のありか」
4月8日(月)田中雅一「これまでの研究会報告をふりかえって」
藤原久仁子「「潜伏」する愛:受難と復活のイエス像とトラウマ」
4月20日(月)日常と暴力
田中雅一「文化的暴力と性暴力について:女性への暴力理解のために」
江原等子「変化する風景・関係性・日常:南インド・チェンナイのコティたちの暴力をめぐる語りと相互行為」
中村平「家族‐国家の殖民暴力とトラウマ:日本人―私―台湾先住民族における脱植民化と癒しの文化」
5月13日(月)セクシュアリティ
深海菊絵「「痛み」の経験から自らの生/性を探求する:米国ポリアモリー実践の事例から」
Anthony Distefano「シンデミクス:理論や日本におけるHIVと暴力/虐待に関する研究への応用」
5月25日(月)震災と原発
猪瀬浩平「放射能を可視化する:コバルト照射、原発建設計画、東電原発事件を結ぶ試論」
谷山洋三「臨床宗教師の展望と課題」
井上リサ「震災と原子力、その和解と対話のプロセス:被災地着地型観光の現場からの報告」
6月17日(月)モニュメント・追悼
西村明 (資料1),(資料2) 「トラウマ・ドキュメント・モニュメント:戦地慰霊に向かう元兵士の事例から」
粟津賢太「ポイエティークとしての戦争遺物・戦死者表象:「モノ」に突き動かされる人々」
7月6日(土)沖縄戦<後>の社会とトラウマ
北村毅「「沖縄の精神衛生実態調査」再考:「事例性」とは何か、「事例」とは誰か」
當山冨士子「終戦から67年目にみる沖縄戦体験者の精神保健」
蟻塚亮二「沖縄戦のトラウマによるストレス症候群」
7月20日(土)植民地と民族差別
窪田幸子「ナショナルな歴史となるトラウマ:国家と先住民」 (資料1),(資料2)
岡田浩樹「トラウマの記憶の解体に抗して:在日コリアンのアイデンティティ構築と「多文化共生」」
三田牧「植民地経験の語りの文脈:苦難と屈辱の「語り変え」について」
11月10日(日)国際ワークショップ "War, Traumatic Experiences and the Arts"
Rupert Cox+Angus Carlyle+平松幸三 "Sensing Change in Ecologies of Military Conflict"
Ana Carden-Coyne "Trauma, Toxic Imaginaries and the Healing Arts of the First World War"
福浦厚子 "Divide and Cohesion: Patriarchal Narratives and its Implications for Female Military Personnel in Japan"
井上リサ "The Post War, Disaster of the Earthquake and Silent Bodies1945−3.11
−Studying the Independent Art Movements in the Tohoku(North East) Regions and the Trauma in the Post war and the Earthquake"
11月16日(土)マイノリティの苦悩と記憶
伊藤順二「「アルメニア人問題」の生成とトラウマ化」
酒井朋子「共有の風景・分断の視界:北アイルランドにおける空間の物語」
12月21日(土)文学とトラウマ
山下昇「奴隷制のトラウマ表象と回復のプロセス:トニ・モリスンの『ビラヴィド』再考」
森本淳生「〈トラウマ〉と書く主体:レチフ・ド・ラ・ブルトンヌの場合」
岩川ありさ「不均衡な危機の配分:「震災後文学論」という視座から」
2014年
1月25日(土)トラウマと反復 精神分析の臨床から
2月1日(土)
4月19日(土)田中雅一「総括・成果公刊に向けて」