COEプロジェクト 


COEプロジェクト(共同研究)

 京都大学東南アジア研究センターの白石隆教授を代表とするCOE拠点形成プロジェクト『アジア・アフリカにおける地域編成』が1998年度から始まりました。ここではそのプロジェクトの支援を受けている研究会や会議についてお知らせします。 

  

1 西欧知識人のインド体験と近代知の形成

 インド体験が非インド出身の思想家、研究者、芸術家などの業績・作品にどのような影響を与えたのか、を考察する。具体的には各自が特定の専門分野あるいは非インド系の研究者・芸術家などもを選びその学の形成、作品の創造とインド体験との関係について、事実関係や推察される影響関係について議論を行う。宗教学者エリアーデにとってのインド滞在とはなんだったのか?宗教学者オットーにとってインド旅行とはどんな意味を持っていたのか?など。

2 インド人ディアスポラ思想家の研究

 これは1と対になる研究会として位置づける。1が非インド人のインド体験であるのに対し、こちらはインドを離れたインド人にとってインドとか欧米での生活がその思想形成や作品作成過程においてどのような影響を与えているのかを探る。

お問い合わせは田中まで

コアメンバー

 田中雅一(世話人)、応地教授、田辺助教授(以上アジア・アフリカ地域研究科)、井狩教授、藤井助教授、小牧助手(以上人文研)、木村教授(法学研究科)、徳永教授(文学研究科)


第1回の会合は、私の簡単な趣旨説明の後、東大の富澤さんを招いてお話ししていただきました。ブリコルールとしてのジョーンズの知られざる一面が明らかにされ、大変刺激的な報告でした。その夜の懇親会。隣には僧侶が4人袈裟を着て刺身を肴に酒を飲み交わし、背後にはやはり4名の老人がヴァイアグラの話で盛り上がっているというかなり世紀末的な風景に出くわしました。


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