醫心方卷第一 【注釈】


真本: 古鈔本《真本千金要方》の略。宮内庁書陵部蔵、巻第一のみ残存。オリエント出版社影印本を使用しました。今回の範囲では、桜井氏訓注では一ヶ所、朱書きされているところがあるだけでしたが、改めて校勘しました。
静嘉堂文庫本: 宋版《新雕孫真人千金方》の略。静嘉堂文庫所蔵、巻一~五、十一~十五、二十一~三十が宋刊の部分。オリエント出版社影印本を使用しました。桜井氏訓注では「静嘉堂本」あるいは「静本」として引かれています。
宋改本: 《備急千金要方》の略本。江戸医学館本(江戸医学館模刊本)・嘉永2年(1849)刊が校訂され実用上の利用価値が高いとされ、桜井氏訓注では「江戸医学館本」あるいは「江本」として引かれています。今回、森泉は南宋刊本『備急千金要方』、国立歴史民俗博物館所蔵(重要文化財指定)、オリエント出版社影印本を使用しました。
張湛: 東晋の学者、高平の人、『養生要集』十巻(佚)を撰す。
経方:  
内外: 陰陽・表裏・深浅・臓腑と症状・原因(本質)と結果(現象)・等を含めた対概念。
營衛: 営気(営血)は脈の中をめぐり、衛気は脈の外をめぐって、全身を栄養・防衛しています。昼夜(睡眠と活動)のリズムとの関係もあります。
弦緊: 脈状(脈の太さ細さ、緊張度、ここではおそらく内因と外因も含んだ脈状を示しているように思われます。)
神: 霊妙な心、霊妙なはたらき。神秘的な力。すぐれた精神。
神授: 神からのさずかりもの。天の与え(天賦)。

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