北村 毅

研究紹介HP

http://www.waseda.jp/rps/webzine/pr/new_number/vol003/vol003.html

専門

文化人類学・医療人類学、沖縄研究、島嶼社会論、近現代日本社会論

研究主題

戦争の後遺症とトラウマ的記憶、戦後処理と開発との関係、戦争の記憶と社会運動

調査地域

【写真1】慰霊の日の魂魄之塔の参拝風景(2008年) 沖縄、済州島

業績

  • 2009『死者たちの戦後誌:沖縄戦跡をめぐる人びとの記憶』御茶の水書房。
  • 2010「〈集団自決〉と沖縄戦:戦場における〈国民道徳〉と〈従属する主体〉」(勝方=稲福恵子他編著)『沖縄学入門』昭和堂。
  • 2010「〈戦死〉を掘る:沖縄における遺骨収集の現在的展開」(西谷修他編著)『骨の戦世:65年目の沖縄戦』岩波書店。
  • 2013「沖縄戦の後遺症とトラウマ的記憶」(福間良明他編著)『戦争社会学の構想』勉誠出版。
  • 2013「戦争の記憶と感情の問題:沖縄の「戦後」と震災後が交差する場所から」『ワセダアジアレビュー』早稲田大学アジア研究機構13。

受賞歴

  • 2007年 1月:第5回櫻井徳太郎賞大賞
  • 2009年12月:第30回沖縄タイムス出版文化賞
  • 2011年11月:第33回沖縄文化協会賞(比嘉春潮賞)
  • 2011年12月:第38回澁澤賞

2013年度関連行事

  • 2013年7月6日、京都大学人文科学研究所で開催されたシンポジウム「沖縄戦〈後〉の社会とトラウマ」にて、「『沖縄の精神衛生実態調査』再考──『事例性』とは何か、『事例』とは誰か」と題する報告を行った。
    https://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/hub/~contactzone/trauma/
  • 2013年7月20日、一橋大学平和と和解の研究センター(CsPR)で開催されたシンポジウム「心の傷をめぐる歴史経験 ―語りと追悼―」にて、「沖縄における『精神障害者』の『事例化』をめぐって」と題する報告を行った。
    http://cspr.soc.hit-u.ac.jp/events-ja/20130720-kokoro-no-kizu-womeguru-rekishikeiken

関連機関

関連基礎文献

  • 嶋津与志(大城将保)『沖縄戦を考える』ひるぎ社、1983年。
  • 冨山一郎『戦場の記憶 増補版』日本経済評論社、2006年。
  • 屋嘉比収『沖縄戦、米軍占領史を学びなおす : 記憶をいかに継承するか』世織書房、2009年。
  • 島成郎『精神医療のひとつの試み』批評社、1982年。
  • 宮地尚子『トラウマ』岩波書店、2013年。