人文科学研究所附属現代中国研究センター
Research Center for Modern and Contemporary China, 现代中国研究中心

中文  共同研究班開催実績

「中国社会主義文化の研究」共同研究班(班長:石川禎浩)

 2007年度

日 付 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
4月20日 石川禎浩 西北歴史争論問題始末――“敏感”な歴史問題は如何に処理されてきたか 緒形 康
5月11日 瀬辺啓子 文革期の地下文学――“手抄本”作品の出版とその研究 楠原俊代
5月25日 江田憲治 陳独秀の「最後の見解」をめぐって 森 時彦
6月22日 竹内理樺 画家・何香凝に関する一考察 中村哲夫
7月6日 佐原陽子 沈従文について――作品「辺城」の題記に関する考察 韓 燕麗
7月13日 章 清 中国現代思想史上的“自由主義”   
9月21日 田中 仁 日中戦争前期における中国共産党の党軍関係に関する一考察 島田美和
10月5日 山崎 岳 「倭寇」と資本主義萌芽論争 岩井茂樹
10月12日 宮原佳昭 清末における湖南教育総会の位置づけ 袁 広泉
10月26日 丸田孝志 冀魯豫区の中共基層組織と会党 江田憲治
11月9日 高嶋 航 社会主義文化としてのスポーツ 中村元哉
12月7日 川尻文彦 清末の「自由主義」 箱田恵子
1月25日 崔 佑吉 中国の改革・開放初期(1980年代)の民族政策:政策基調の変化と朝鮮族社会への適用 朴 彦
2月8日 村田省一 南京国民政府時代における上海越界築路地域の主権問題について――警察権問題を中心に 佐原陽子
2月22日 島田美和 戦後中国知識分子関於内蒙古自治的論争   

  2008年度
日 付 報 告 者 報 告 題 目
4月18日 石川禎浩 中国“睡獅”形象探源
5月9日 金 文京 金庸武侠小説在東亜世界――兼論社会主義文化中的武侠小説
5月23日 関 暁紅 議修京師貢院及科挙制度的終結
6月6日 川尻文彦 清末的“功利主義”
6月20日 袁 広泉 中華民国臨時政府的成立与新民会的醞醸
7月4日 小野寺史郎 国民政府時期“党歌”、“国歌”的制定過程

月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
9月19日 チョクト 1980年代の民族政策と内モンゴル 吉田豊子
10月3日 高 瑩瑩 青島におけるドイツ語新聞:1898-1914 宮内 肇
10月17日 鹿 雪瑩 古井喜実と日中国交正常化 瀧田 豪
10月31日 田中 仁 日中戦争前期における華北農村と中国共産党:河北省淶源県の800日 丸田孝志
11月7日 中村元哉 中華民国憲法制定史の再考 水羽信男
11月21日 武上真理子 孫文と医学:『紅十字会救傷第一法』をめぐって 宮原佳昭
12月5日 楠原俊代 韋君宜と『文芸学習』について 森 紀子
1月30日 王 蘭 周作人の「鬼・怪」論――柳田国男と比較して 瀬戸 宏
2月13日 韓 燕麗 重慶における国防映画の製作について
――『東亜之光』を中心に
村田省一
2月27日 吉田豊子 ヤルタ「密約」をめぐる重慶中ソ交渉 箱田恵子

  2009年度
月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
4月24日 田中 剛 日中戦争期における日英関係と「蒙疆政権」 島田美和 
5月8日 瀬戸 宏 中国演劇、二十世紀末の転換 楠原俊代 
5月15日 緒形 康 中国革命と陽明学――荻生茂博「東アジアの〈陽明学〉」への中国研究者よりする回答の試み 田辺章秀  
6月12日 江田憲治 「党内民主は党の生命である」――中国共産党の近年の試みをめぐって 高嶋 航
6月26日 汪 朝光 政治・市場・芸術――文革時期的中国電影 韓 燕麗 
7月10日 王 蘭 周作人と『遠野物語』 川尻文彦 
9月25日 袁 広泉 中興炭礦の成長と転落の軌跡――北伐戦争中における中興没収事件を中心に 森 時彦 
10月9日 柴田陽一 小川琢治の中国研究とその中国への影響 高嶋 航 
10月23日 島田美和 日中戦争期における都市文芸人と辺疆――抗戦映画『塞上風雲』をめぐって 箱田恵子
11月6日 小野寺史郎 1920年代中国青年党「国家主義」イデオロギー初探 江田憲治
11月20日 瀬辺啓子 文革期の文学出版状況 王 蘭 
12月4日 金 世昊 陳炯明の国家建設論:「中国統一芻議」の再検討 田中 剛 
12月18日 瀧田 豪 中国「新左派」の民主化論――王紹光を中心に 王 雪萍
1月22日 張 雯 近代上海における映画女優(1921~1937) 瀬戸 宏 
2月5日 石川禎浩 小説『劉志丹』事件をめぐって 森岡優紀 
2月19日 王 雪萍 1950年代の中国の対日米外交――孤立打開策としての留学生・華僑帰国促進政策 小野寺史郎


「現代中国文化の深層構造」共同研究班(班長:石川禎浩)

 2010年度

月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
4月23日 石川禎浩 共同研究班“現代中国文化の深層構造”を始めるにあたって――毛沢東の非公式著作集を例に  
5月14日 中村哲夫 孫文と現代新儒学:主として「哲学範疇」において 川尻文彦 
5月21日 小野寺史郎 王清穆『農隠廬日記』より見た民国江浙紳士の活動について 田辺章秀
6月11日 吉田豊子 クルジャ事件をめぐる中ソ交渉(1944年~1945年)  鈴木仁麗
6月25日 丸田孝志 中共冀魯豫区根拠地の象徴と民俗利用 小野寺史郎
7月9日 瀬戸 宏 抗日戦争期の曹禺作品上演――重慶・上海・延安  韓 燕麗
10月1日 菊池一隆 アジア・太平洋戦争期におけるアメリカ華僑の動態と特質 陳 來幸 
10月15日 山崎 岳 広西土司と民族識別 森 時彦 
11月12日 三田剛史 近代中国の自己認識への道程:雑誌『孤軍』における王学文を中心に 瀧田 豪
11月26日 鈴木仁麗 日中外交における東部内モンゴル――勢力圏外交の潮流の中で  田中 剛
12月10日 柴田陽一 留学生・翻訳・引用からみる日中地理学交流:1920-40年代を中心に 三田剛史
1月21日 坂井田夕起子 戦後中国の仏教外交――
世界仏教徒会議をめぐって
  高嶋 航
 2月18日 田辺章秀  民国初期県知事兼理司法制度における「判決」と上訴の問題   吉見 崇
3月4日 宮原佳昭 1930年代における「読経」運動と湖南教育界  橋本 学

 2011年度
月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
 4月22日  石川禎浩 中国近現代史研究における革命史の位置
(『革命とナショナリズム』合評会)
江田憲治
水羽信男
5月20日 瀬戸 宏 戦後日本の現代中国研究と現代中国学会 中村哲夫
6月3日 吉田豊子 第二次世界大戦末期国民政府の対ソ政策:アルタイ事件からウォレス使節団訪中の前後まで 田中 仁
6月24日 都留俊太郎 1930年代前半の台湾島内における政治運動と対外膨張――台北における台湾人商工業者の活動を中心に 村上 衛
 好永州宏 汪精衛和平工作における梅思平 鈴木仁麗
7月8日 葉 倩瑩 清末中国における「借材異国」方策の試み:1902年前後、政務處よりの外国人顧問の招聘提案と調整をめぐって 袁 広泉
 9月30日  袁 広泉 清末以降民国期の北戴河海濱における「自治」の様相 坂井田夕起子
10月21日 伊丹明彦 1929年の中東鉄道事件前後における“中ソ友好論”とその命脈――情勢の認識・評価から政策まで 吉田豊子
 久保佳彦 国民革命軍における政治工作について 江田憲治
11月4日 瀧田 豪 近年の「農村社区建設」について 森 時彦
11月18日 田中 剛 老華僑と新華僑のあいだ:元「蒙疆政権」派遣学生から見た戦後日本の中国人留日学生 上田貴子
12月2日 高嶋 航 近代中国と冒険・探検 平田昌司
1月27日 川尻文彦 近代中国における「哲学」――蔡元培の「哲学」を中心に 李 冬木
2月10日 張 傳宇 1938-1945年の日本の対広州貿易の再建と統制 金丸裕一
2月24日 項 巧鋒 清における科挙家族と婚姻との研究:潘祖蔭家族を中心に 細見和弘
3月2日 楊 韜 1940年代の生活書店について:国共両党とのかかわりを中心に 中村元哉

2012年度
月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
 4月27日  石川禎浩 1950年代の中共党史研究と雑誌『党史資料』 田中 仁
5月18日 小野寺史郎 清末民初のミリタリズムとその制度化の課題 伊丹明彦
6月1日 武上真理子 近代日本と中国におけるシヴィル・エンジニアリング――「土木」への翻訳と工学の導入をめぐって 川井 悟
6月15日 森川裕貫 1910年代における張東蓀の政治制度構想 水羽信男
6月22日 貴志俊彦 トポスとしての東アジアを結ぶ――日中国交回復後の海底ケーブル建設をめぐって 鹿 雪瑩
7月13日 江田憲治 中共理論闘争史序説 丸田孝志
9月28日 徐 小潔 日貨排斥運動からみる中国社会の変容 柴田陽一
10月12日 瀬辺啓子 文革期の『湖北文藝』 小野寺史郎
10月26日 森岡優紀 中国における伝記の生成 山崎 岳
11月9日 宮内 肇 広東農民運動期の民団に関する一考察
:珠江デルタ地域を中心に
蒲 豊彦
11月30日 楠原俊代 当代散文の研究
:記憶の中の中国革命史再構築の歩み
瀬戸 宏
12月4日 宋 玉梅 米洲致公堂と孫文 園田節子
1月18日 松村光庸 天津日本専管租界 と「租界行政」
――1930年代を中心に――
村上 衛
2月1日 坂井田夕起子

留日学僧の系譜 
――台湾の張曼濤とその生涯を中心に

松金公正
2月15日 瀬戸 宏 呉晗と歴史劇論争
――『海瑞罷官』の執筆意図
瀬辺啓子
3月1日 楊  韜 生活書店の経営管理について
――戦時下の状況及び対応を中心に――
宮原佳昭
3月15日 劉 守軍 1959年~1961年の宇都宮徳馬と中国 平川幸子

2013年度

月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
 4月19日 高嶋航 近代東アジアの学校教練:
日本・中国・朝鮮・フィリピンの比較
姚  毅
5月10日 森川裕貫 五四時期廃除考試運動考  楊  韜
5月24日 柴田陽一 中国農村地域の小中学校に関する地理学的考察
――長春近郊農村を中心に――
上田貴子
6月7日 伊丹明彦 中国国民党情報組織:初期の思想と活動 若松大祐
6月21日 吉田豊子 一九四五年の中ソ条約交渉とモンゴル問題 田中 剛
7月5日 徐勇  民国政党政治与党軍関係   小野寺史郎
 9月27日 瀬辺啓子 新時期文学における日本・日本人像 白須留美
10月11日  巫 靚


袁 典
 

日本帝国崩壊直後の在日華僑・華人社会の

解体と変容――大陸籍者と台湾籍者の移動 の諸相を中心に

青島の労働運動 ――1929年の紡績争議を中心に
 
  陳 來幸


郭まいか

10月25日 蒋 海波

清末維新派の出版事業と日本

 ――大同訳書局と東亜書局を中心に
武上真理子
11月8日  鄒 双双   日本占領下の北京(1937-1945)における
日本文学の翻訳
大東和重 
11月22日 丸田孝志 近現代中国の暦書と通書 小野寺史郎
12月13日  田中 剛  台湾モンゴル人の誕生とその特質
  ――聞き取り調査から  
 中見立夫
1月24日 小野寺史郎 抗戦期・内戦期国民党政権の記念日政策について 中村元哉
2月7日  楊 韜  戦時下移動演劇隊の実態と表象    邵迎建
2月21日 白須留美 『鐡窗紅涙記』よりみる
包天笑の翻訳について
宮内肇
3月7日  李冬木  「袁世凱加筆民国憲法草案」について    狭間直樹


2014年度
月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
 4月18日 石川禎浩 『中国の赤い星』再読 江田憲治
5月2日 坂井田夕起子 中華人民共和国の外交活動と仏教文化 19521964  望月直人
5月16日 武上真理子 近代中国における地質学の系譜
――その源流の探索
八耳俊文
5月30日 森川裕貫 “良師益友”楊賢江と煩悶青年
――五四前後の『学生雑誌』を中心に
高嶋航
6月13日 柴田陽一 中国における教育の公平性をめぐって
―吉林省松原市中心部の小学校区の調査を中心に
山崎岳
6月27日 園田節子  カリブ海地域華僑のコミュニティと僑務の展開―1930-60年代のトリニダード・トバゴ を例に   村上衛
10月3日 鄧怡馳

谷雪妮
上海における青幇の影響力
--1927-1937を中心に
橘樸における伝統の創造
--1920年代の言説を中心に
都留俊太郎

松村光庸
10月17日 瞿艶丹

伊丹明彦
近代中国結核予防治療における政府・医師・病人(1928-1937)
カール・ラデックと 「ワシントン体制」 の行方:1932年 9月のラデックのスターリンに対する報告を中心に
福士由紀

望月直人
10月31日 劉雯 新中国建国と内地宣教師のディアスポラ化――日中戦争から中華人民共和国設立まで 蒲豊彦
11月14日 菊池一隆 万宝山・朝鮮事件を巡る日中メディアの報道とその特質 楊韜
11月21日 森岡優紀 伝記に対する史学史的考察:近代的伝記の成立以前の全体像と梁啓超 高嶋航
12月12日 辻尚子 新式標点符号の形成について
―胡適が果たした役割―
森川裕貫
1月16日 宮原佳昭 近代中国の教育実践における日本の教育学の影響-「学校管理法」を中心として 中島勝住
1月30日 石田曜 中国の都市公園・広場にみるレジャー空間の特性 ―吉林省松原市を事例に― 李冬木
2月13日 福士由紀 近現代中国における農村医療:雲南省大理地区を中心に 武上真理子
2月27日 楊韜 『生活日報』(第1次)の創刊経緯と挫折
――その実態と背景を考える
貴志俊彦
3月13日 江田憲治 陳独秀「最後の見解」再考 田中仁


「毛沢東に関する人文学的研究」共同研究班(班長:石川禎浩)

 2015年度

月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
 4月17日 石川禎浩 毛沢東研究班を始めるにあたって ―――
5月8日 田中仁 「毛沢東時代」再考  谷川真一
5月22日 瀬戸宏 林彪派将軍の回想録――呉法憲『歳月艱難 呉法憲回憶録』を中心に 武上真理子
6月5日 森川裕貫 青年毛沢東の再検討
――胡適との関係を起点として
三田剛史
6月19日 高嶋航 毛沢東と男性性 韓燕麗
7月10日 小野寺史郎 毛誕節快楽!
――毛沢東誕生記念日の研究
山崎岳
10月2日 谷川真一  毛沢東政治と陰謀論  江田憲治 
 10月16日 三田剛史  1950年代中国の経済学界と毛沢東  小野寺史郎 
10月30日 村上衛  毛沢東の農村調査と華南農村社会  蒲豊彦 
 11月6日   江田憲治  毛沢東の「農村による都市の包囲論」の形成について」   森川裕貫 
11月27日 丸田孝志  毛沢東イメージの形成―日中戦争期から建国初期における物語の成立と展開  高嶋航 
 12月18日   漆麟  中国の現代美術からみる
毛沢東図像の「価値」  
 范叔如 
1月22日 島田美和 毛沢東の都市観―建国初期の北京を例に-  柴田陽一 
 2月5日   石川禎浩 コミンテルン由来の「毛沢東伝略」
手稿本について  
 丸田孝志 
2月19日 望月直人
小堀慎悟
紅衛兵資料整理の現状に関する報告と展望  谷川真一 
 3月4日  吉田豊子 毛沢東と新中国の民族工作―新疆における党政軍の浸透に関する初歩的考察―    田中仁 
3月18日 山崎岳 毛沢東の歴史観―その背景と形成過程―  岩井茂樹 

2016年度
月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
4月13日 瀬辺啓子 毛沢東と文藝――『毛沢東文藝生涯』を読む  江田憲治 
 5月13日  韓敏 毛沢東の題字と社会への浸透    瀬戸宏 
5月27日

中村元哉

中台分断下の戦後香港における毛沢東派
--『盤古』を中心に

森川裕貫

6月10日  李冬木・楊韜 毛沢東思想学院について  安井三吉 
6月24日 水羽信男 毛沢東の知識人観:統一戦線・資産階級との関連から  緒形康 
9月23日  楊韜 毛沢東思想学院宣伝隊に関する考察
--ドキュメンタリー映画『夜明けの国』の
上映活動を中心に
 晏妮 
10月21日 森川裕貫 毛沢東と五四  鈴木将久 
11月4日  Andrew Walder China under Mao: A Revolution Derailed  谷川真一 
11月18日 瀬戸宏 毛沢東時代のシェイクスピア上演――上海青年話劇団『空騒ぎ』(1961年)を中心に 瀬辺啓子
12月9日  岩井茂樹 ”階級闘争,一抓就霊”から”要武嘛”――毛沢東の闘争戦略とその帰結  三品英憲 
1月13日 緒形康 巴西会議(1935年9月)は開かれたのか?――長征史の一断面―― 田中仁
2月10日  小野寺史郎 毛沢東時代のナショナリズムとインターナショナリズム  島田美和 
2月24日 石川禎浩『赤い星は如何にして昇ったか』合評会 加々美光行・田中仁・三田剛史

2017年度
月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
4月21日 高嶋航 毛沢東とスポーツ(2)  村上衛 
5月12日  田中仁 現代中国政治における毛沢東経路の発生(歴史決議,82 年憲法と⽑沢東思想の再定義)  江田憲治 
5月26日 江田憲治 遊撃戦争とは何か?
--1929年中央軍事部の論争をめぐって 
長堀祐造
6月9日  谷川真一 毛沢東の継続革命論再考 ――
文化大革命のスターリン主義的起源
 森川裕貫 
6月23日 石川禎浩 『全連邦共産党(ボ)歴史小教程』と
毛沢東の党史 
瀬戸宏
10月6日  三田剛史 毛沢東統治下の経済学者
―朱紹文の経済学と新民主主義―
 高嶋航 
10月20日 瀬戸宏 毛沢東時代の知識分子像
--楠原俊代『韋君宜研究』を中心に 
水羽信男
11月10日  丸田孝志 毛沢東の伝記・物語の成立と展開:日中戦争期から建国初期を中心に  森川裕貫
11月24日 村上衛 大躍進と日本:日本人の中国観と毛沢東観 谷川真一
12月8日  韓燕麗 毛沢東と映画  緒形康
12月22日 工藤貴正 毛沢東「文芸講話」の文芸理論と
文芸政策論の構築と機能をめぐって
―「革命文学」論争(1928)から
胡風批判(1955)まで
長堀祐造
1月19日  李冬木 河上肇と大塚有章――『自叙伝』と『未完の旅路』を中心に  狹間直樹
2月2日 小野寺史郎 中華人民共和国初期の「記念節日資料」中の毛沢東略伝について
岩井茂樹
2月16日  森川裕貫 「ハリコの虎」から「精神原子弾」へ
――毛沢東統治下の核をめぐる言説
 漆麟
3月2日 中村元哉 1970年代の香港における左派思想
――毛沢東派『盤古』の思想空間
鈴木将久

2018年度
月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
4月20日 安東強 「新段階論」にかんする検討   江田憲治 
5月11日  水羽信男 『人民日報』における「自由主義」と毛沢東:戦後内戦期を中心として  金野純 
5月25日 鄒燦 毛沢東と中国共産党根拠地における
抗戦記念活動 
小野寺史郎
6月8日  高嶋航 毛沢東と水泳 彭剣  
6月22日 瀬戸宏 戯劇学院の文化大革命序説  楊韜
7月6日  谷川真一 毛沢東の継続革命論再考  田中仁 
9月28日 谷雪妮
川口美柚
中西功がみる中国革命と毛沢東―その戦中と戦後
抗日戦争期における中国共産党と中国ナショナリズム言説
 
中村元哉
水羽信男
10月12日  江田憲治 中国共産党の「五四」記念と文学革命論争  小野寺史郎 
10月26日 祝世潔 北有周作人、南有張資平?―「文芸講話」における張資平の「漢奸文芸」問題 丸田孝志
11月9日  瀬辺啓子 文革期における雑誌『北京文藝』  江田憲治
11月30日 李ハンキョル
瞿艶丹
戦後韓国における毛沢東像
毛沢東時代の肺結核治療法について
村田雄二郎
森川裕貫
12月14日  漆麟 美術の社会主義リアリズム前史  福家崇洋 
1月11日 田中仁 『毛沢東選集』第五巻について 谷川真一
1月25日  王寺賢太 フランスのマオイスム:1960-1970年代  村上衛 
2月8日 島田美和 1950年代水利事業における
国家指導者像
岩井茂樹
3月8日  楠原俊代

石川禎浩
「反思」についての一考察
――毛沢東と回想録を手がかりに
毛沢東研究班を終えるにあたって
 高嶋航

-


「20世紀中国史の資料的復元」共同研究班(班長:石川禎浩)

 2019年度
月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
 5月10日 石川禎浩 「20世紀中国史の資料的復元」班を
開始するにあたって
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5月24日 小野寺史郎 戦後日本における
中国近現代史関連資料集について
田中仁
6月7日 太田出 宣撫工作報告・回想録・戦後インタビュー
──宣撫班熊谷康と中国農村
広中一成
6月21日 郭まいか 植田捷雄の上海租界認識について
江田憲治
7月5日 福家崇洋 吉野作造『支那革命小史』小考 奈良岡聰智
10月4日 森川裕貫 胡適関連史料の編纂とその問題 宮内肇
10月18日 鄒燦 日中戦争の勃発と台湾における精神動員 太田出
11月1日 秋田朝美 1930年代棉花に関する史料的検討
――日・中・米三国間関係を中心に
都留俊太郎
11月15日 王剛 東亜同文会調査部と『支那年鑑』の編纂 高嶋航
12月6日 林礼釗 反右派闘争における「右派言論集」の史料的
価値について――儲安平を中心に
谷川真一
12月20日 土肥歩 清末広西における壬寅奇災と英領香港:
救済活動報告書の分析
蒲豊彦
1月17日 江田憲治 中国共産党史資料の復元
――『中央軍事通訊』第1期をめぐって
小野寺史郎
1月31日 李ハンキョル 1910年代『東方雑誌』の出典に関する検討
――杜亜泉研究との関係
森川裕貫
2月14日 村上衛 在華イギリス領事報告の整理と利用:FO228を中心に
鄒燦
2月28日 貴志俊彦 第二次世界大戦期の中国における「敵国人」「戦俘」問題について――ニルス・A・ベンツ文書を基礎として
大澤武司
3月13日 谷川真一 『劉少奇派』とは何であったのか
(新型コロナ拡大のため次年度に延期)
林礼釗

  2020年度
月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
5月8日 比護遥 毛沢東時代の読書規範
――伝統からの離脱と回帰
水羽信男
5月22日 中村元哉 20世紀中国の政治・思想史研究を発展させるための出版政策史研究――『中華人民共和国出版史料』の活用 瀬戸宏
6月5日 『毛沢東に関する人文学的研究』合評会(1)
6月19日 『毛沢東に関する人文学的研究』合評会(2)

7月3日 金丸裕一 史料としての『花甲録』
――特に戦時期の検証
谷雪妮
7月17日 谷川真一 『劉少奇派』とは何であったのか
林礼釗
10月2日 田中仁 『喬欽起工作筆記』から見る現代中国政治の転換 河野正
10月16日 都留俊太郎 『台湾之農具』と帝国の視角/死角 菊地暁
10月30日 和田英男 中国共産党が使用する国家構成員の概念についての歴史的検討 谷川真一
11月13日 水羽信男 上海社会と社会主義改造――ある「民族資産階級」の軌跡(1949-1965) 江田憲治
11月27日 谷雪妮 橘樸の人物像の再構成――大正知識人、民族誌家、社会民主主義者 福家崇洋
12月11日 石川禎浩 “若干の歴史問題に関する決議”に関する若干の考察 小野寺史郎
1月15日 丸田孝志 中華人民共和国成立初期の復員軍人と栄誉軍人模範――「栄軍旗幟」張樹義の物語と基層革命関係者集団 森川裕貫
1月29日 瀬戸宏 林彪派将軍回想録の資料価値:
邱会作回憶録を中心に
鄭成
2月12日 楊韜 日独合作映画『新しき土』の中国上映騒動について :民国外交部档案を手がかりに 韓燕麗
2月26日 瞿艶丹 中華人民共和国初期における肺結核医学資料の編纂 と出版(1949-1957) 飯島渉
3月12日 江田憲治 ふたたび、「路線」について 李ハンキョル

  2021年度
月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
4月16日 岡野翔太 戦没台湾人の慰霊事業と在日台湾人(1960年代)――石蔵江の台湾人権利擁護総連合会を中心とした考察 坂井田夕起子
5月7日 瀬辺啓子 海馬宣言と文壇の市場化 比護遥
5月21日 島田美和 国民政府期の永定河治水――華北水利委委員会による上流域の治水計画を中心に 都留俊太郎
6月4日 森川裕貫 梁啓超「中国国会制度私議」考 岡本隆司
6月18日 高嶋航 満洲スポーツ史の基礎資料とその問題点 谷雪妮
7月2日 団陽子 第二次世界大戦後における
日本の在華資産の集計資料に関する考察
岡野翔太
9月24日 周俊 毛沢東時代の「内部雑誌」:
その収集、利用および問題点
丸田孝志
10月8日 谷川真一 毛沢東と集団指導制 和田英男
10月22日 鄒燦 戦時日本の国民精神総動員運動刊行資料に見る中共イメージ 蒲豊彦
11月5日 鄭成 中国建国初期の芸術家の思想統制への順応に関する:考察:映画人蔡楚生を中心に 水羽信男
12月3日 小野寺史郎 日本の中国近代思想・文学研究史の基礎史料:戦後を中心に 坂元ひろ子
12月17日 祝世潔 「文化漢奸」の裁判:張資平を例に 瞿艶丹
1月21日 呉孟晋 画家・溥儒の来日について 朱琳
2月4日 林礼釗 反右派闘争における「言論集」
:その生成と利用について
中村元哉
3月11日 小堀慎悟 ジェームズ・カントリーSun Yat Sen and the Awakening of China再読:辛亥革命期のイギリスにおける孫文表象との比較から 深町英夫

 2022年度
月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
4月15日 都留俊太郎 ラテン化新文字運動史の資料的復元
:倪海曙による編纂作業を手がかりとして
温秋穎
4月22日 瀬戸宏 開明書店版『曹禺選集』(1951年)収録『雷雨』の諸問題:人民共和国建国直後知識人の精神形態 比護遥
5月20日 温秋穎 戦前日本の中国語学習誌:中国語教育、中国語界を読み解く基礎資料として
小野寺史郎
6月3日 和田英男 「中国人民は立ち上がった」に関する若干の考察:「人民」定義の変遷とともに 中原綾
6月17日 蒲豊彦 広東農民運動期中国共産党の党内通信と文書の性格:海陸豊及び東江を中心として
江田憲治
7月8日 福家崇洋 山東出兵前後における無産政党 武藤秀太郎
9月30日 程天徳 盛政権初期における国民政府の統合戦略:新疆の振興計画と回民補習班の実態をめぐる考察 王柯
10月14日 瞿艶丹 近代中国における植物学資料の整理と出版:『植物名実図考』を中心に 真柳誠
10月28日 岡野翔太 戦後日本華僑史の基礎資料としての『華僑報』と『自由新聞』:その利用と課題 陳來幸
11月11日 高柳信夫 第一次世界大戦の歴史的意味
:梁啓超の「欧戦」認識を中心として
森川裕貫
11月25日 土肥歩 馮自由と民国初年の臨時稽勲局
:その革命史著述への影響
高嶋航
12月9日 津守陽 ”郷土文学”を読みたがったのは誰か
:文芸誌の書評欄から探る
鈴木将久
1月20日 丁麗瓊 宣伝の霧:1944年中外記者西北参観団の若干の史実に関する考察 鄭成
2月3日 鄭浩瀾 1950年代中国農村の離婚問題:
離婚裁判史料からみる女性と社会
手代木さづき
2月17日 田中仁 現代中国政治の転換と農村幹部:
河北省邢台県の事例
都留俊太郎
3月17日 荘帆 羅振玉の古器物学に関する再検討:
日本の学者との関係をめぐって
呉孟晋

 2023年度
月 日 報 告 者 報 告 題 目 コメンテーター
4月14日 楊奎松 毛泽东《论新阶段》及其统战策略的解读问题 丁麗瓊
4月21日 石川禎浩 中共建党関係資料百年史 荘帆
5月12日 楊韜 近代上海における外国映画上映騒動の考察:ソ連映画『アビシニア』を例に 田村容子
越野剛
5月26日 森川裕貫 清末における梁啓超の外債論 村上衛
6月9日 周俊 農業集団化の百科事典:『中国農村的社会主義高潮』の編纂、発行及び評価 瀬戸宏
6月23日 高嶋航 『大連市志・体育志』の編纂:
満洲のスポーツ史をいかに記述するか
福家崇洋
7月7日 李羲成
楊睦
己亥建儲事件における鄭観応の政治活動
清末満洲人の民族論:『大同報』を中心に
望月直人
張子康

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