「情報と近現代中国」共同研究班（班長：石川禎浩）
　2024年4月－2025年12月予定

開催時間：午後２～５時
開催場所：4階大会議室

2024年度

月　日	報　告　者	報　告　題　目	コメンテーター
4月26日	石川禎浩	「情報と近現代中国」を始めるに当たって：佐野学の上海での逮捕（1929年）と引渡しを試し掘りしてみる	福家崇洋
5月17日	周俊	小躍進への道：毛沢東の情報処理と認知バイアス	谷川真一
5月31日	殷晴	清末新政期の政治と「輿論」：滬杭甬鉄道借款反対運動を事例に	箱田恵子
6月14日	小野寺史郎	近代南京史をめぐる史料整理と研究の展開について	瞿艶丹
7月12日	陸家振	戦時長江中流地区における日中貨幣戦	岡崎清宜
7月19日	李多南 中島大知	中国共産党の1936-37年の「連蔣」方針形成の要因について 銭玄同の言語文字思想と実践	楊奎松 平田昌司
9月27日	楊奎松	中共語境下“無産階級”概念的変動問題——兼談毛主義与馬克思主義、列寧主義的関係	鄭成
10月11日	森岡優紀	清末の過渡期的な歴史叙述と出版広告	森川裕貫
10月25日	和田英男	中国共産党結党前後の「人民」概念について	張子豪
11月8日	比護遥	「二つの中国」におけるギャラップ：権威主義下の世論調査について	家永真幸
11月22日	金子豊	満洲事変直前の中国東北における中国人社会と満蒙鉄道問題	上田貴子
12月6日	瀬戸宏	曹禺『雷雨』の近代性（modernity）再論−王徳威『抑圧されたモダニティ』と関連して	津守陽
1月17日	楊瑞松	被建構的「民族固有道徳」：「礼義廉恥」的前世今生	小野寺史郎
1月31日	張藍天	莫斯科派的幻影：中国共产党留苏群体的分分合合	楊奎松
2月14日	On I Lam	1960年代前半の日中共産党関係の新展開：日本共産党新聞従業者の上海訪問を中心に（仮）	黒川伊織
2月28日	津守陽	沈従文『辺城』再読——フォークロア・地域社会・内面と自我という三側面から	村上衛、 今泉秀人

2025年度

月 日	報　告　者	報　告　題　目	コメンテーター
4月18日	森川裕貫	中華民国時期の信託・信託業論	張秀春
5月9日	王佳超	梁啓超における西洋経済学の解釈	森川裕貫
5月23日	温秋穎	日中国交正常化前の民間交流と情報――学生訪中団「斉了会」を中心に	瀬戸宏
6月6日	羅亜妮	清末民国期における堯舜形象の変遷	松尾洋二
6月20日	殷晴	清末新政期における日刊新聞の運営・報道・言論――『大公報』を事例として	河崎吉紀
7月4日	陳偉鵬 李博宇	南京国民政府の憲法制定過程における国家元首の権力の変遷：知識人の意見と議論をめぐって 現代中国の厳復像について：なぜ思想家として厳復を研究するのか	都留俊太郎 箱田恵子
10月10日	中村元哉	人民共和国の情報統制の出発点——1950年代の出版政策	森川裕貫
10月24日	蔡佑佳	近代中国知識人の政治生活の中の非政治的な側面ー馮自由の＜公夫公妻＞批判を手かがりに	須藤瑞代
11月7日	呉孟晋	外交官・須磨弥吉郎における情報と中国絵画コレクション	劉建輝
11月21日	塩出浩之	『漢城旬報』（1883-84）に関する試論：近代初期の東アジアにおける新聞ネットワークと朝鮮	殷晴
12月5日	横山雄大	久原房之助・穂積七郎と1950年代後半の第三次国共合作計画	福家崇洋
1月16日	瀬戸宏	1976年文学座『夢―桃中軒牛右衛門の』公演への中国大使館干渉事件	温秋穎
1月30日	楊韜	千田是也と中国：戦後日中演劇交渉史の試論	瀬戸宏
2月13日	手代木さづき	女学生越劇観客の『ひいきの文化』――越劇ファンクラブに着目して	濱田麻矢
2月27日	中島大知	五四時期国語運動における文字問題と音声学の受容：銭玄同を例に

◆ 共同研究班「中国社会主義文化の研究」は2010年3月、「現代中国文化の深層構造」は2015年3月、「毛沢東に関する人文学的研究」は2019年3月、「20世紀中国史の資料的復元」は2024年3月で終了しました。これらの研究班の開催実績はこちらをご覧下さい。