京都大学人文科学研究所

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中国生活文化の思想史

共同研究:課題公募班(一般A班)

中国生活文化の思想史班長:名和 敏光(山梨県立大学)

 中国の生活文化は我々日本文化へ多大な影響を与えていることは言を俟たない。その様相は共時的に各時代の日中交流と大きな関りがあり、また日中それぞれにおいても通時的に多様な変化を遂げている。

 本研究では、1つには様々な分野の研究者を招いて生活文化に関わる専門知識を講演してもらい、参加者で議論をすることにより学際的に班員の専門分野に新たな刺激をもたらすことを目的とする。 (講演者は班員の関係者、特に若手研究者へ積極的に依頼するとともに、公募で募集することも予定している。) 2つに、1999年5月~9月に発見・発掘が行われ2020年11月に報告書が出版された沅陵虎溪山一號漢墓漢簡(以下虎渓山漢簡と略称)に調理に関わる竹簡《食方》が含まれていたことから、研読会を行い詳細に検討することを目的とする。

 これまで調理や食材の研究は伝世文献に基づくものだけであったが、虎渓山漢簡『食方』の発見により漢初の調理や食材に関する新たな知見を得ることができる。

研究期間:2023年4月 ~ 2026年3月

班員(学外)

名和 敏光[班長](山梨県立大学国際政策学部)

班員(所内)

髙井 たかね[副班長]
池田 巧
野原 将揮
平岡 隆二

2024年08月01日 更新

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