京都大学人文科学研究所

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環境問題の社会史的研究

共同研究2022

環境問題の社会史的研究班長:岩城 卓二

日本の近世は、生産・生活の場の拡大と、天然資源の獲得のために山野河海を切り開く大開発の時代であった。開発による諸産業の勃興は経済的発展をもたらしたが、他方でそれらに起因する環境問題が発生し、社会問題化していたことは、各地に残される近世史料から知られる。しかし、その多くは一地域内の問題に止まり、環境問題が人の健康や生活環境に関わる公害として大きな社会問題となるのは1950年代以降のこととされる。近世以降、人々は環境問題に対してどう向き合ってきたのか。そこで本研究班では、日本の近世から現代までの環境問題について、とくに環境問題に対する民衆運動・社会運動に注目し、運動が起こった現場の社会構造をふまえて環境問題を考えていきたい。あわせて、世界で発生した環境問題をめぐる民衆・社会運動と比較検討し、被害の現場に生きる住民にとって環境問題とは何かを明らかにしていく。

研究期間:2020年4月 ~ 2023年3月

班員(2022年度:学外)

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氏 名所 属
青木 聡子 名古屋大学 環境学研究科
板垣 貴志 島根大学法 文学部
Holca Irina 東京大学大学院 総合文化研究科
斎藤 幸平 東京大学大学院 総合文化研究科
高槻 泰郎 神戸大学 経済経営研究所
高橋 美貴 東京農工大学
武井 弘一 琉球大学
松嶋 健 広島大学大学院
松村 圭一郎 岡山大学大学院
町田 哲 鳴門教育大学
市川 秀之 滋賀県立大学
東 幸代 滋賀県立大学
唐澤 太輔 秋田公立美術大学大学院
井黒 忍 大谷大学
池田 さなえ 大手前大学 国際日本学部
鎌谷 かおる 立命館大学
佐野 静代 同志社大学 文学部
関 礼子 立教大学
高久 智広 関西大学 文学部
田中 雅一 国際ファッション専門職大学
友松 夕香 愛知大学
沼尻 晃伸 立教大学
朴 美貞 立命館大学
比嘉 理麻 沖縄国際大学
落合 功 青山学院大学 経済学部
河野 未央 尼崎市立歴史博物館 あまがさきアーカイブ
河島 裕子 尼崎市立歴史博物館 あまがさきアーカイブ
橋本 道範 滋賀県立琵琶湖博物館
松本 望 尼崎市立歴史博物館 あまがさきアーカイブ
岡安 裕介 NPO法人京都アカデミア
Cyrian Pitteloud EHESS(パリ)

2022年6月22日 更新

班員(2022年度:学内)

氏 名所 属
Andrea Flores Urushima 東南アジア地域研究研究所
石川 登 東南アジア地域研究研究所
ERICSON Kjell David 学際融合教育研究推進センター
米家 泰作 文学研究科
森口(土屋) 由香 人間・環境学研究科
山越 言 アジア・アフリカ地域研究研究科

2022年6月22日 更新

班員(2022年度:所内)

氏 名所 属
石井 美保
岡澤 康浩
KNAUDT, Till
小関 隆
小堀 聡
酒井 朋子
瀬戸口 明久
直野 章子
高木 博志
平岡 隆二
福家 崇洋
藤原 辰史
岩島 史

2022年6月22日 更新

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