京都大学人文科学研究所

研究者・活動について
芸術と社会 —近代における創造活動の諸相—

共同研究

芸術と社会 —近代における創造活動の諸相—班長:高階 絵里加

 芸術を歴史・文化・社会との関連からより多角的に考察する研究は近年活発化しており、たとえば美術の分野においては、作家・作品研究を基本として、さまざまな芸術運動、都市文化や生活文化との関わり、美術市場の変化、パトロンの変遷、文化支援、ジャーナリズムと批評の発達、広告と美術、展示空間の多様化、博物館・美術館活動のひろがり、美術受容者の研究等、多様な方法が試みられている。

 本研究会もその一翼を担うものとして、美術を中心に、歴史、文学、映像、デザイン等の分野の研究者にも加わっていただき、広い意味での近代における芸術作品・芸術家と社会の多様な結びつきの一端を明らかにすることをめざす。 基本的には、具体的な作品や資料、あるいは作家や出来事を素材として、社会の中での芸術の諸相を考えたい。 場合により研究会の場を美術館や博物館に移し、展示や展覧の場をフィールドとする研究会も行いたいと考えている。

研究期間:2020年4月 ~ 2023年3月

班員(所内)

高階 絵里加[班長]、 岡田 暁生、 小関 隆、 高木 博志、 立木 康介、 福家 崇洋、 藤原 辰史、 森本 淳生、 藤野 志織、 呉 孟晋、 金 智慧

2022年07月11日 更新

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