京都大学人文科学研究所

研究者・活動について
東方文化研究所旧蔵漢籍の整理と研究

共同研究

東方文化学院京都研究所旧蔵漢籍の整理と研究班長:矢木 毅

 旧東方文化学院の解散にともない、同学院の京都研究所は1938年4月に東方文化研究所として独立した。 今日の人文科学研究所東方学研究部(東アジア人文情報学研究センター)の前身である。 旧蔵の漢籍はすべて東方学研究部に継承されており、特に『東方文化学院京都研究所漢籍目録』(1938年)より以降の収書内容は、『東方文化研究所續増漢籍目録』(1941年)によって詳細に知ることができる。

 本研究班はこの『續増漢籍目録』に掲載された漢籍の書誌情報を再吟味し、これに詳細な典拠情報を加えることによって、現行の電子目録(KANSEKI)の情報精度をさらに向上させることを目的とする。 具体的には、序跋等のテキスト・データを含めた「典拠情報」を作成して逐次インターネットにより発信し、蔵書印については図録を作成して刊行する。
来るべき100周年の節目に向けて、近代東アジアにおける学知の原風景を探り、漢籍をめぐる学術史の再構築を進めるべく、各種の展示会、企画展なども開催したい。

研究期間:2021年4月 ~ 2026年3月

班員(所内)

矢木 毅[班長]、 高井 たかね、 永田 知之、 藤井 律之、 古松 崇志、 宮宅 潔、 楊 維公

2023年07月11日 更新

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