京都大学人文科学研究所

研究者・活動について
近代日本の宗教と文化

共同研究

近代日本の宗教と文化班長:高木 博志

 近代日本の宗教と文化を考えたい。本研究で扱う宗教とは、仏教、キリスト教、国家神道、教派神道(金光教・黒住教・天理教・大本教)、民俗世界の信仰などである。 そして文化とは、美術・工芸、音楽、文学、映画・芸能などにとどまらず、それらが政治、社会、教育、生活とも交差する、広義の「文化」とする。 その上で、宗教と文化の問題を深めたい。
 たとえば「賊軍」士族の賛美歌、国家神道と教育儀礼や民俗文化、白樺派や柳宗悦やブレイクとキリスト教、京都画壇と本願寺など、課題は豊富である。
 また市井の庶民の信仰に迫るためにも、民衆史の方法や、宗教における史料論という課題を問いたい。最後に近代天皇制にも「宗教と文化」から迫りたい。

研究期間:2022年4月 ~ 2025年3月

班員(所内)

高木 博志[班長]、 福家 崇洋、 金 智慧

2023年7月10日 更新

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