京都大学人文科学研究所

研究者・活動について
文化資源と文化運動

共同研究

文化資源と文化運動班長:菊地 暁

 「文化資源」は「資源ごみ」に例えられる。 「資源ごみ」は「ごみ」には違いないが、何らかの利用可能性を見出されるが故に、収集分類され処理再活用される「資源」である。 同様に、「文化資源」も、さしあたり用途不明かもしれないが何らかの利用可能性を見出され、それゆえに対象化(収集、分類、保管、公開、再活用等々)がなされる文化的事物と捉えることができる。 そして「文化資源」への関心を前景化させている一大要因が、デジタル・トランスフォーメーションと呼ばれる社会のドラスティックな変革であり、その一端としてデジタル・ヒューマニティーズの展開である。

 以上のような問題意識に基づき、大学資料、学校資料、出版資料、写真資料など、個別具体的な資料群の分析に基づきつつ、そのような資料群を産み出し、受け継ぐ「文化運動」の実態を解き明かしていくことが、本共同研究の目的となる。

研究期間:2023年4月1日 ~ 2026年3月31日

班員(所内)

菊地 暁[班長]

2023年07月10日 更新

To Top