京都大学人文科学研究所

研究者・活動について
近現代中国の制度とモデル

共同研究

近現代中国の制度とモデル班長:村上 衛

 本研究班は「近現代中国における社会経済制度の再編(2012~2015年度)」班、「転換期中国における社会経済制度」(2016年~2018年度)班を引き継ぐかたちで、中国近現代史研究の立場から制度史研究をさらに進展させていくものである。

 本研究班では長期の歴史の中で生成し、社会・経済を規定してきた慣習・常識・規範・秩序・行動パターンといったものを「制度」とみなす。 本研究班では、実証研究をベースにしつつ、中国近現代の社会・経済変動と中国人・外国人の接触にともなう摩擦のなかで浮かび上がる社会・経済制度をとらえ、そのモデル化を行う。 そのモデルを、日本・インド・ヨーロッパなどの他地域のモデルと比較し、中国の制度の特性あるいは他地域との共通性を明らかにする。 この作業を通じて、中国近現代史の立場から日本における比較制度史研究を進展させ、研究成果を国内外に発信していくことが本研究班の目的である。

研究期間:2023年4月 ~ 2024年3月

班員(所内)

村上 衛[班長]、 石川 禎浩、 籠谷 直人、 呉 孟晋、 小堀 聡、 都留 俊太郎、 平岡 隆二、 古松 崇志

2023年07月11日 更新

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