定期刊行物:研究紀要
研究紀要
紀要は、邦文紀要と欧文紀要『ZINBUN』の二本立てになっており、前者は、さらに『人文學報』と『東方學報』との二本立てになっている。 これらの3誌はすべて査読制度を取っているため、査読付き学術誌として位置付けられる。 昭和24年(1949年)の『東方學報京都第17冊』を「京都大学人文科学研究所紀要第1冊」、その翌年の昭和25年(1950年)創刊の『人文學報 第1号』を『同 第2冊』とし、 以後、発行順に『東方學報』と『人文學報』に共通に通しの冊数を入れて刊行されている。
その間、昭和29年(1954年)は、創立25周年にあたっていたので、『東方學報』と『人文學報』の合併号として『創立25周年記念論文集』を刊行したほか、 世界の著名学者の東洋学に関する論文を掲載した『Silver Jubilee Volume of the Zinbun-Kagaku-Kenkyusyo』を刊行した。
創立35周年にあたっていた昭和39年(1964年)には、『人文學報』も『東方學報』も、「創立35周年記念論集」と銘うって特集し、また、昭和44年(1969年)には「創立40周年記念論集」(『東方學報』のみ)を、 昭和54年(1979年)には「創立50周年記含論集」(『人文學報』)、昭和55(1980)年には「創立50周年記念論集」(『東方學報』)を、平成2年(1990年)には「創立60周年記念論集」(『東方學報』)を、 平成12年(2000年)には『人文學報』「『東方學報』『欧文紀要』ともに「創立70周年記念論集」を、所員ならびに助手全員の論文を掲載して、いずれも特輯号の形において刊行した。
『東方學報』(京都)について
『東方學報』の創刊は、昭和5年(1930年)であり、爾来、毎年少くとも1冊を刊行している。 創刊当時本研究所と姉妹関係にあった東方文化學院東京研究所の紀要も、同じく『東方學報』であったので、 それを区別するために『東方學報 京都第○冊』なる表示がとられてきた。 現在でも、『京都大學人文科學研究所紀要 第○冊』としての通し番号のほかに、『京都 第○冊』なる表示が附記されているのは、その名残りである。
毎号、大体所内研究員もしくは東方学研究部所属の所外共同研究参加者の東洋学に関する研究論文を10篇ほど掲載しているが、 共同研究の報告として特輯されている場合もある。たとえば、第23冊は「殷代青銅文化の研究」、同第24冊は「元典章の研究」、同第27冊は「漢代史研究」、 同第30冊は「中国古代科学技術史の研究」、同第35冊は「敦煌研究」の特輯号である。 なお同第36冊は「創立35周年記念論集」、同第41冊は「創立40周年記念論集」、第52冊は「創立50周年記念論集」、第62冊は「創立60周年記念論集」、第72冊は「創立70周年記念論集」にあてられている。
バックナンバー及び閲覧について
- 第41冊(昭和45年(1970年))~最新号はこちら
- バックナンバー目次はこちら
- 人文科学研究所図書室で閲覧可能(その他閲覧可能な図書館一覧は【コチラ】)

『人文學報』について

『人文學報』の創刊は、昭和25年(1950年)である。 『人文學報』は、原則として、人文学研究部所属の所内研究員の論文を収録し、紙幅に余裕のあるときには、人文学研究部の共同研究に参加している所外研究協力者の論文を掲載することもある。
投稿規定・執筆要領
- 投稿規定・執筆要領は【コチラ】
バックナンバー及び閲覧について
- 第66號(平成2年(1990年))~最新号はこちら
- バックナンバー目次はこちら
- 人文科学研究所図書室で閲覧可能(その他閲覧可能な図書館一覧はこちら)
『ZINBUN(欧文紀要)』について
研究所構成員の研究業績を広く海外にも紹介する必要から、欧文紀要『ZINBUN』が刊行されている[昭和32年(1957年)創刊]。 ちなみに、表紙の題字「ZINBVN」は故 長廣 敏雄 名誉教授が、京都大学図書館に所蔵されるダンテの神曲の古版本から文字を拾ってデザインしたものである。
投稿規定・執筆要領
- 投稿規定は【こちら】
- Please [click here] for Submission Guidelines for ZINBUN
バックナンバー及び閲覧について
- No.25(平成2年(1990年))~最新号はこちら
- バックナンバー目次はこちら
- 人文科学研究所図書室で閲覧可能
