京都大学人文科学研究所

近現代天皇制を考える学術集会―「建国記念の日」に問う

2023年2月11日(土)午後1時より、「近現代天皇制を考える学術集会―「建国記念の日」に問う」が開催されます。

橿原宮で初代神武天皇が即位した神話にもとづく「建国記念の日」が、1967年に公布されました。1872年にはじまる戦前の紀元節は、記紀神話に基づく天皇制を、学校行事をはじめ社会へと浸透させる役割を果たしました。「建国記念の日」公布から今日までの55年のあいだに、反対運動が継続する一方で祝日として定着してきました。つねに現代に向き合ってきた人文科学研究所では、この日に近現代天皇制を学術的に考え続けたいと思っています。

日時:

2023年2月11日(土)13:00〜18:30

演題:

  • 高木博志(京都大学人文科学研究所)
    「建国記念」の近現代史
  • 紙屋牧子(玉川大学)
    天皇の代替わりと映画
  • 樋浦郷子(国立歴史民俗博物館研究部)
    「帝国日本」の学校儀式
  • 佐々木政文(京都先端科学大学人文学部)
    昭和戦前期の君民間コミュニケーション―地方行幸時の「御下問」行為に注目して―
  • 福家崇洋(京都大学人文科学研究所)
    「不敬」のプリズムー大川周明と〈紀元二千六百年〉
  • 小山哲(京都大学大学院文学研究科)
    ヨーロッパ史における君主政と共和政―王のいない共和政を展望するために

会場:

京都大学工学部総合研究4号館共通第1講義室

参加方法:

対面、申込み不要/当日直接ご来場ください。

使用言語:

日本語

主催:

京都大学人文科学研究所「近代日本の宗教と文化」研究班、「近現代日本の研究資源に関する基礎的研究」班共催

お問い合わせ:

京都大学人文研アカデミー
E-mail:z-academy[AT]zinbun.kyoto-u.ac.jp
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